王寺町は、奈良県の北西部に位置しています。明治時代に県内で初めて鉄道が開通した町で、大阪と奈良をむすぶ交通の要衝地にあたります。町の面積は7.01㎢しかありませんが、王寺駅からJR大和路線(関西本線)で天王寺まで約20分、大阪まで約40分という好立地から大阪のベッドタウンとして発展してきました。約24,000の人口を持つ小さくも大きな町です。隣の斑鳩町には世界遺産の法隆寺があり、王寺町にも達磨寺や太子葬送の道など、聖徳太子ゆかりの歴史がたくさん伝わっている地でもあります。明神山は標高が273.6mと低い山であるにもかかわらず、とても眺めが良く、山頂には大パノラマが広がっています。また聖徳太子が斑鳩から磯長まで運ばれた「太子葬送の道」など太子ゆかりの歴史遺産も数多くみることができます。明神山山頂には「雪丸願い札掛け所」があり、願い札の記入で永遠の愛を誓って頂ける絶好の場所です。




住所 奈良県北葛城郡王寺町畠田2638番地

Map
アクセス【JR】新大阪からおおさか東線 奈良方面 約40分
関西国際空港から南海空港線(新今宮)経由、大和路線奈良・加茂方面 約1時間10分
【車】梅田(大阪)ICから香芝IC 約45分、関西国際空港ICから香芝IC 約1時間
HP http://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/myojinsan
恋人の聖地 関西

デートプラン

10:00 展望台まで歩いて行こう

明神山の鳥居から山頂までのんびり歩いて約40分。低い山ながら山頂は眺望が開け、奈良盆地方面、生駒・京都方面、大阪平野・神戸方面と、360度の絶景を楽しむことができる。空気が澄んだ冬の時期、明石海峡大橋に沈む夕日もまた格別。

11:00 悠久の鐘を鳴らす

カップルが永遠の愛を誓う「悠久の鐘」は、誓いのテラスSORANIに設置されている。王寺工業高校の生徒が鐘と鉄板の製作を、奈良芸術短期大学の学生がデッキのデザインをしたという。夕暮れ時のテラスはかなりロマンチック。

12:00 願いごとはなに?

町のマスコット雪丸をかたどったかわいい絵馬にお願いごとを書き込んで。絵馬は奈良吉野のヒノキで出来ていて、障碍者支援に取り組むNPO「なないろサーカス団」の手作り。

13:00 桟橋デッキ

山頂の桟橋デッキにはイス付きのテーブルや折り畳み式の日よけなどが、約70人分用意されている。さらに東屋もあるので山頂で長居してしまうこと間違いなし。絶景を眺めながらお茶したりおしゃべりしたり、思い思いに過ごしてみては。

13:30 亀の瀬も見える

山頂近くから見える亀の瀬。これは奈良盆地の河川の水を集めた大和川が流れる渓谷で、古代から交通の要だった。江戸時代には荷物を運ぶ川船が就航し、大阪などで購入した肥料が大和の農村へと輸送された。反面、地滑りの難所でもあったという。

PickUp インフォメーション

達磨寺

聖徳太子と達磨大師の出会いから始まった寺で、本堂の下には聖徳太子が達磨大師のためにつくった墓といわれる達磨3号墳という古墳時代後期の円墳がある。王寺駅から達磨寺まで約1kmのウォーキングコースは雪丸ロードといって、雪丸の足跡がついている。

雪丸とは

王寺町の公式マスコット雪丸は飛鳥時代、聖徳太子の愛犬だった。人間の言葉が理解でき、お経を読んだ犬ともいわれている。達磨大師を慕い、亡くなったあと達磨寺に葬られた。ほのぼのとした雰囲気の雪丸は全国にファンを拡大中。

雪丸ミニプラザ

JR王寺駅に直結した「雪丸ミニプラザ」は観光情報を発信する拠点。雪丸グッズもここで販売している。ぬいぐるみやマグカップ、ケーキなど、お土産に喜ばれそう。約150cmある雪丸フィギュアと一緒に記念撮影もできる。

信貴山 朝護孫子寺

標高437mの信貴山(しぎさん)に建つ、1400余年の歴史をもつお寺で、聖徳太子によって創建された。平安時代は武人の侵攻を集め、いまは金運アップのパワースポットともいわれる。春は桜、秋は紅葉の名所で、本堂からの眺望も素晴らしい。

ボランティアガイド

王寺町の見どころや魅力を伝えてるボランティアガイドの会。毎土曜・日曜(祝日)に達磨寺に常駐していて、境内や本堂を無料で案内してくれる。事前に会のHPで申込みすれば、達磨寺以外も案内可能。