千葉県房総半島の南端にあり、西は波穏やかな館山湾、南は黒潮おどる太平洋に面し、内陸部には田園や丘陵が広がる館山市。南房総国定公園に指定される変化に富んだ海岸線には、“鏡ヶ浦”とも呼ばれる館山湾越しに望む富士山や、夕日の絶景、美しい砂浜が広がる平砂浦海岸など、景勝地がたくさんある。遠浅で波静かな海は、プライベートビーチ感覚で過ごすことができる。“渚の駅”たてやまは、房総の海と生活をテーマにした文化財が並ぶ、渚の博物館、館山湾を一望する展望デッキ、湾に生息する魚を展示した海辺の広場を備えた交流拠点施設。平成26年11月、地域の特産品などの土産物の購入や、房総地域の旬の味覚が味わえるレストランが備わり、館山市の魅力を堪能できる観光発信拠点となった。デートの終わりはデッキや桟橋で真っ赤な夕日を眺めるのがおすすめ。あたりをオレンジ色に染める夕日を二人で眺めれば、きっと彼女にプロポーズしたくなる。

住所 千葉県館山市館山 Map
アクセス車:東京から約120分、横浜から約110分
JR:東京から約145分
高速バス:東京から125分、横浜から125分、千葉から約110分
HP http://www.city.tateyama.chiba.jp/kikaku/page100055.html
恋人の聖地 関東

デートプラン

10:00 海岸線を快適にドライブ

館山市内の下町交差点から南房総へ、約46km伸びる海岸線、房総フラワーラインを走る。1月から春にかけては菜の花、夏はマリーゴールドと、四季折々の花が道の両側を彩る。フラワーライン周辺には館山ファミリーパークなど観光ポイントがあるから、休憩しがてら立ち寄ってみては。

12:00 旬が味わえる館山なぎさ食堂

ランチは"渚の駅"たてやまの中にある、なぎさ食堂で。朝獲れたばかりの地魚や地野菜を使った丼ものや定食、パスタなど、南房総の旬を味わって。食後はお店の脇にあるジェラテリアで名物のジェラートを。テイクアウトして展望デッキで味わうのも最高。

13:30 景色もごちそう

館山湾の豊かな自然を満喫できるスポット、"渚の駅"たてやま。海辺の広場でヒトデやナマコにタッチするなど、館内を巡ったあとは、展望デッキに出てみよう。ここは鏡のように波が静かといわれる館山湾が一望できる気持ちいい場所。季節や天気次第で富士山も見える。

14:30 沖ノ島を探検

以前は500m沖合いにあった沖ノ島は、関東大震災による隆起などで今は陸続きに。周囲1kmほどの小さな島には、岩場と砂浜が混在し、海岸動植物が観察できる。縞模様の岩の地層を眺めたり、砂浜で貝殻を拾ったり、探検する気分で散策してみよう。

17:00  1日の終わりは館山夕日桟橋で

夕暮れどきに訪れたい夕日桟橋。桟橋形式としては日本一長く、沖合い500mまで伸びる。地平線に沈む夕日がすばらしいスポット。桟橋内にはウミホタルがプロポーズするとき青く発光し、幻想的な青い炎のように光ることから、「ブルーフレイム」と名付けられたモニュメントも。永遠の愛を約束するなら夕日桟橋で!

PickUp インフォメーション

館山海中観光船

半潜水式の海中観光船に乗って、南房総の海中散歩。海草のジャングルの中をカラフルな魚たちが泳ぎまわる様子は神秘の世界。従来のグラスボードと違って、冷暖房を完備した海中展望室で、季節を問わず海中散歩を楽しむことができる。

アロハガーデンたてやま

約500本のヤシの木が茂る、南国ムードいっぱいの施設。大きな温室の中には熱帯・亜熱帯植物が。ヒインコの餌付けやヤギのブラッシングといった動物と触れ合う体験も。全天候型ステージではハワイアンショー、フラ体験を開催(土日祝日のみ)する。

赤山地下壕跡

館山市を代表する戦争遺跡。館山海軍航空隊赤山地下壕跡は全長約1.6kmと全国的にも大きな壕といえる。そのうちの250mを一般公開している。壕内には発電所や病院施設もあったという。また、近くには戦闘機を隠すために作られた掩体壕跡を見ることができる。

洲埼灯台

相模湾に向かって突き出した岬にある白色円形の灯台。大正8年に点灯し、湾を守る重要な灯台としていまも活躍している。晴れた日には海の向こうに富士山や伊豆七島を望むことができる絶景スポット。付近は無霜地帯で、真冬も花が咲き誇る。

館山城(八犬伝博物館)

安房や上総一帯に勢力を広げた里見氏最後の居城・館山城跡は公園として整備されている。日本で唯一の「南総里見八犬伝」をテーマとした博物館には、江戸時代の文豪が著した大作「南総里見八犬伝」の版本や錦絵などが展示。