白砂が美しい白兎海岸は、日本神話「因幡の白兎」の舞台となった海岸として知られ、「日本の渚・百選」にも選ばれている。海中に浮かぶ島は白うさぎが洪水で流されたとされる淤岐島(おきのしま)。島から陸へ点々と続く波食棚は、神話の中でうさぎが陸地まで渡ってきたというサメの群れになぞられている。海岸では5月中旬から6月の初めに赤紫色のハマナスの群生が見頃となる。
大国主命と八上姫の縁を取り持った白兎神を祭る白兎神社は、縁結びの神様として親しまれ、「結び石」や恋愛成就を願う「起請文」など縁結びグッズがあるので、カップルは要チェック。

住所 鳥取県鳥取市白兎884-1 Map
アクセス鳥取市中心市街地より国道9号線を西へ約12km。JR鳥取駅からバスで約30分。
HP http://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/22
中国 恋人の聖地

デートプラン

10:00 白兎海岸へ

国道9号線沿いに続く白兎海岸は、夏には海水浴場として賑わうが、冬は日本海らしく荒々しい波が打ち寄せる。この海岸から望む夕日の美しさは有名で、昼間だけでなく日没頃にも訪れたい。国道を西に10分ほど行くと魚見台があり、高台からは白兎海岸や鳥取砂丘、遠くは但馬海岸まで一望できる。

11:00 白兎神社

白兎海岸を見下ろすように丘にたつ神社で、大国主命と八上姫との縁を取もった縁結びの神様(白兎神)を祀り、大国主命が白うさぎの傷を治したことから医療や動物医療の発祥地とも言われている。参道に並ぶ灯籠の上や絵馬にもうさぎが見られ、まさにうさぎ神社。境内にはうさぎが体を洗ったという「御身洗池」がある。 白兎オリジナル恋愛グッズ「結び石」で、二人の恋愛が成就するかも。

12:00 道の駅 神話の里白うさぎでランチ

2階にある「おさかなダイニング ぎんりん亭」は、活きのいい海の幸を使った料理が自慢。ほとんどの席がオーシャンビューで、日本海を眺めながらの食事は最高。自慢のスイーツは縁結びにちなんだロールケーキの「縁ロール」や落雁の「白兎のちぎり」など、ユニークな商品が満載。

14:00 鳥取砂丘へ

日本最大規模の起伏を持つ鳥取砂丘は鳥取県のシンボル。誰も足を踏み入れていない早朝は、砂丘に広がる風紋が美しく、また日本海に沈む夕陽と砂丘のコントラストが素晴らしい夕刻も絶景。ラクダに乗って雄大な砂丘を眺めるのもよし、遊覧馬車に乗るのもよし、砂丘ではいろいろな楽しみ方ができる。

15:00 鳥取砂丘 砂の美術館(2012年4月14日グランドオープン!!)

砂で作った彫刻(砂像)を展示する世界初の美術館。鳥取砂丘の砂と水だけで作った砂の彫刻は、砂でできているとは思えないほどの迫力。すばらしい芸術作品でありながら、常に崩れる危うさとはかなさを併せ持ち、その美しさはため息が出るほど。 4月18日からの第8期の展示テーマは「砂で世界旅行・ドイツ編〜中世の面影とおとぎの国を訪ねて〜」です。全天候型の砂の美術館で、ゆっくりと砂の芸術をお楽しみください。 ※観覧料 一般600円、小中高校生300円  http://www.sand-museum.jp/

PickUp インフォメーション

鳥取市オリジナル『すごい!鳥取市婚姻届用紙』登場!

鳥取市では、「結婚」をより思い出に残るものにしていただくため、『すごい!鳥取市婚姻届用紙』を制作しました。「因幡の白うさぎ」をテーマに、大国主命(おおくにぬしのみこと)に助けられた白うさぎが八上姫(やかみひめ)との恋愛成就を予言し、二人はめでたく結ばれたという「日本最古のラブストーリー」をモチーフにしたイラストがあしらわれています。さらに婚姻届を提出されるとお祝いメッセージ入りの『すごい!鳥取市婚姻記念証』とそれを飾る写真立てもセットでプレゼントいたします。

仁風閣

明治40年の嘉仁皇太子殿下が山陰地方行啓時の宿泊施設として建てられたフレンチ型ルネッサンス様式の西洋館。国の重要文化財に指定されている。奥にあるらせん階段は支柱がない構造で、曲線美が素晴らしい。仁風閣がある鳥取城跡(久松公園)は桜の名所で、一面の桜の中に浮かぶ白亜の館は見事。

鳥取民藝美術館

山陰に伝わる古い民芸をはじめ、全国各地、海外から収集された民芸品を多数展示。歴史や美術の勉強にもなるうえ、親しみのある民芸品を見ているだけでも楽しい。展示品のみならず館内は、窓や階段、展示ケースなど、細部にわたって美術品のよう。隣にあるたくみ工芸店では、全国各地の工芸品の販売もしている。

湖山池公園

池としては日本一の大きさを誇る湖山池は、周囲16kmあり、海水と淡水が混じり合う汽水湖。池に浮かぶ島々の中で一番大きいのが青島で、岸から島までは歩行者専用の橋が架かっている。青島の遊歩道の脇に植えられている桜が咲き競う春は壮観。また湖山池は夕陽の名所でもあり、その美しさは息をのむほど。

鳥取のグルメ

冬の味覚といえば松葉ガニ。かにすき、かに刺、焼きがに、かに味噌など、11月末から3月までかに三昧を堪能できる。夏に旬を迎える白イカは、独特の甘みと弾力のある食感がたまらない。さらに夏は天然の岩ガキが美味しい。生のまま、あるいは焼いても煮ても大粒の岩ガキは縮むことなく贅沢に食べられる。 鳥取砂丘で栽培される「砂丘らっきょう」、とうふと魚のすり身で作る「とうふちくわ」などもおすすめ。