ふじやほてる 富士屋ホテル
富士屋ホテル(宮ノ下)は1878年創業、140年以上の歴史を紡いできた日本を代表するクラシックホテル。箱根の豊かな自然に囲まれた約2万㎡の敷地に、本館・花御殿・西洋館・フォレストウイングなど趣の異なる建物が点在し、その多くが国の登録有形文化財に指定されている。館内には天然温泉を引いた浴場や、多彩なレストラン、宴会場、ラウンジなどを備え、歴史と伝統に彩られた空間の中で上質な時間を過ごすことができる。創業以来、国内外の賓客を迎えてきた歴史を誇り、2020年の大規模改修により耐震補強と設備を一新した新時代にふさわしいクラッシックホテルは、現代の快適性を融合させた「宿泊できる文化財」として再び注目を集めている。お食事、宿泊、結婚式…。どんな時も、変わらない心のこもったおもてなしと心地よさで迎えてくれる。
| 住所 |
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359 Map |
| アクセス | ●東名厚木IC~小田原厚木道路 (30分) ~山崎IC~国道1号線 (20分) ●東名御殿場IC~国道138号線・乙女峠方面 (35分) ●東京・大阪方面~新幹線~小田原駅~箱根登山鉄道 (15分) ~箱根湯本駅~箱根登山鉄道 (25分) ~宮ノ下駅~徒歩 (7分) ●新宿駅~小田急ロマンスカー (85分) ~箱根湯本駅~箱根登山鉄道 (25分) ~宮ノ下駅~徒歩 (7分) ●小田原駅バス停~箱根登山バスまたは伊豆箱根バス (15分) ~箱根湯本駅バス停~箱根登山バスまたは伊豆箱根バス (15分) ~ホテル前バス停~徒歩 (2分) |
| HP | https://www.fujiyahotel.jp/ |

本館前のテラスは富士屋ホテルを象徴する美しい屋外空間。訪れるたびに世代を超えて写真が撮られ、家族の歴史と共にその風景が刻まれている。四季の彩りに包まれた本館や花御殿を背景に撮影する方も多く、変わらぬ景色が時を越えて人々の記憶をつなげている。ウエディングでは、歴史ある建築を背景にフォトジェニックな写真が残せるのも魅力。花御殿での和モダンな姿や日本庭園の自然と調和した写真などバリエーション豊かな撮影が楽しめる。

芦ノ湖に映る青空 雄大な富士山、四季折々の自然が織りなす景色、名湯が湧く温泉の地など箱根ウエディングならではの思い出をつむぐ旅を楽しめる。明治時代の風格が漂う「本館」、和洋折衷の華やかな意匠が魅力の「花御殿」、日本の伝統美の「菊華荘」など、世代をつむぐ 極上のウエディングステイが叶う。花御殿では、和洋折衷の美しい建物に花の名前が付けられた客室が特徴。ルームキーや絨毯に花のデザインが施され、花をテーマにした個性豊かな空間が広がりゆったり滞在。

旅行ドライブの途中なら、それぞれの趣向を凝らせたアフタヌーンティーを楽しんで。「メインダイニングルーム・ザ・フジヤ」ではクレープシュゼットフランベを組み込んだ特別なアフタヌーンティー。「旧御用邸 菊華荘」では三段の抽(ひ)き出し型の木箱には旬の素材を使用した和菓子や、ホテル特製の和洋折衷スイーツを、箱根寄木細工の器には繊細な味わいの和のセイボリーを。「ラウンジ」ではアフタヌーンティースタンドのクラシックなスイーツや贅沢素材のセイボリーとのマリアージュを。

本館・西洋館・花御殿など歴史と格式を漂う様々なお部屋と全客室源泉掛け流しの名湯・宮ノ下温泉も富士屋ホテルの魅力 。箱根外輪山の雄大な景色を望みながら、源泉100%の温泉浴を満喫。リラクゼーション「禅」では寺院をイメージした和の空間で癒しのひとときを。

昭和11年に誕生した花御殿は、「日本の美と洋の気品」を融合した優美な建築として知られる。その外観は本館前テラスからの眺めにも彩りを添え、写真撮影の人気スポットとして多くのカップルが花御殿を背景に記念の一枚を残している。華やかさと懐かしさが共存する、富士屋ホテルを象徴する一棟。各国の著名人からも愛されたヘリテージルーム菊、お部屋の名前にちなんだ花のモチーフが随所にちりばめられたツインルームなど。

明治24年に建てられた木造三階建ての洋風建築で、ホテルの象徴として今も変わらずその姿をとどめている。華やかな装飾と温かみのある木の質感が調和する館内には、時代を超えて受け継がれたおもてなしの心が息づいている。

クラシカルな洋風建築の美しさを今に伝える宿泊棟。客室の窓からはテラスや箱根の自然が広がり、時を超えて愛される静謐な空間が広がる。洗練されたヨーロピアン調のデラックスルーム、趣のあるアンティークな家具や調度品が上質に映えノスタルジックな空気が流れるツインルームなど。

菊華荘は明治28年、皇室の宮ノ下御用邸として建てられ、昭和21年に払い下げを受けた歴史ある建物。随所に菊の紋が残されていることから「菊華荘」と名付けられた。数奇屋風書院造りの純日本建築と庭園をそのままの形で残しており、屋根の鬼瓦や照明、長押など随所に残る菊の御紋が昔日を今に伝えている。皇室の宮ノ下御用邸として造営された由緒ある建物と名庭。落ち着いた雰囲気の中、日本料理を楽しめる。

日本アルプスの高山植物636種が描かれた天井高6メートルの折り上げ格天井、欄間や柱にひそむさまざまな彫刻が、一皿への高揚感をいっそう高める。特別な空間で、創業当時のレシピを受け継ぐ洗練されたフレンチを楽しめる。

大正9年建築の旧宴会場「カスケードルーム」を復元。華麗なステンドグラスや彫刻は竣工当時のまま。華やかな時代に思いを寄せながら、歴代料理長により生み出された往年の洋食が楽しめる。