おたるおるごーるどうほんかん 小樽オルゴール堂 本館

明治45年に、北海道有数の米穀商の本社屋として建てられた「小樽オルゴール堂 本館」。赤レンガ造りと石造りの2棟からなり、特にレンガ造りの店内はひときわ異彩を放つノスタルジックな空間。総ケヤキ造の内部には高さ9mの吹き抜けの大ホールがあり、2階の回廊や天井、階段の手すりの手の込んだ飾りなどは現存するのもを生かして復元されている。店内には、小樽の街にふさわしいガラス製のオリジナルオルゴールをはじめ、15,000点ものオルゴールが並ぶ。本館入口にある蒸気時計は記念社写真の背景としても大人気。周辺にはアンティークオルゴールの音色を楽しめるミュージアムやオルゴールやガラス細工造りを体験できる施設があるので巡ってみよう。
住所 | 北海道小樽市住吉4-1Map |
アクセス | JR函館本線南小樽駅より徒歩5分 |
HP | http://www.otaru-orgel.co.jp |
「小樽市選定の歴史的建造物指定番号第17号」として認定されている、小樽オルゴール堂 本館の建物。近隣には、明治中期から大正、昭和にかけて建てられた歴史的建造物が数多く残っている。古き良き時代の小樽の歴史を感じるエリアは、のんびり 散策するのにもぴったり。
カナダの時計職人レイモンド・サンダース氏によって、カナダ・バンクーバー市の観光名所「ガスタウン」に1977年に作られたものと同型の蒸気時計。時計 自体は電動式だが、ボイラーで発生させた蒸気で1時間ごとに時刻を告げ、15分ごとに蒸気で5音階のメロディーを奏でる。
1852(嘉永5)年、オランダ人によって紹介されたのが日本にオルゴールが伝わった最初と言われている。小樽オルゴール堂2号館・アンティークミュージ アムには、歴史的に価値のある数多くのアンティークオルゴールやからくり人形(オートマタ)が展示され、ミニコンサートも催される。
1908年に製造されたイギリス・エオリア社のパイプオルガン。690本のパイプを備えていて、通常の手動演奏のほか自動演奏も可能で自動演奏用のペー パーロール100曲分を備えている。自動演奏のパイプオルガンとしては日本で初めて紹介されたもので、現在でも当時と変わらない音色を響かせている。
オリジナルのおみやげを作るのなら、手作り体験 遊工房へ。歴史的建造物に指定されている純石造りの趣のある店内で、オルゴール、ステンドグラス、フュージング、トンボ玉など、気軽に“世界で一つだけ” にチャレンジすることができる。
通りに面したウインドウでは大人気のクマバンドがお出迎え。動物園をテーマにした動物雑貨の専門ショップ「小樽からくり動物園」には、本物のように動く動 物たちからぬいぐるみやおもちゃ、ステーショナリーなど、かわいいアニマルグッズが勢揃い。お気に入りを見つけよう。