平成4年に開通し、現在は廃線となっている旧国鉄広尾線。1973年3月、NHKのテレビ番組『新日本紀行』で『幸福への旅』が放映されたのをきっかけに、愛国駅から幸福駅行きの切符が「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズとともに一大ブームに。現在、旧愛国駅は交通記念館に、旧幸福駅は鉄道公園として整備され地元の人や観光客に親しまれている。毎年4月下旬?9月末の間は、素敵な思い出づくりができる「幸福駅ハッピーセレモニー」を開催。ウェディングドレス、タキシードに身を包んで幸せの鐘を鳴らそう。

住所 (愛国駅) 北海道帯広市愛国町基線39-40
(幸福駅) 北海道帯広市幸福町東159-4Map
アクセス(愛国駅) 帯広駅から十勝バス「広尾」行、「愛国」で下車。帯広中心部より車で国道236号線を南に向かって約20分。
(幸福駅) 帯広駅から、十勝バス「広尾」行、「幸福」で下車。帯広中心部より車で国道236号線を南に向かって約30分。
HP http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/shoukoukankoubu/kankouka/c020201aikokukoufuku.html
北海道 恋人の聖地

デートプラン

10:00 「幸福ゆき」

現在は交通記念館となっている愛国駅。まずは駅舎前の「幸福行き」切符をかたどったモニュメントの前で記念撮影をしよう。今日一日のデートが楽しい時間になりそう。記念館の中には当時使用していた切符やパネル、外にはSLを展示している。広場にあるかわいいハートの噴水のほとりでのんびり過ごすのもいいね。

11:00 ご利益を求めて

愛国駅の駅舎近くにある愛国神社は、縁結びでも有名な出雲大社より、大国主命を拝受し守護神として祀った由緒ある神社。「ずっと一緒にいられますように・・・」ふたりでしっかりとハッピーエンドを祈願していこう。

12:00 名物をいただく

東京ドーム約210個分の広大な八千代牧場の小高い丘の上にある、カウベルハウス。北海道ならではの牧場風景を眺めながら、ボリューム満点の十勝牛ステーキを食べて、二人の心をさらにギューっと近づけよう。帯広名物豚丼やソフトクリームも食べられる。

13:00 花を愛でる

十勝の味覚でおなかがいっぱいになったら、紫竹ガーデンで色とりどりの花を眺めながらお散歩。およそ18,000坪の広大な敷地で、約2,500種以上の花々を季節ごとに楽しめる。1日の思い出に、押し花やリースを作るのも楽しそう。

14:00 「幸福着」

木造駅舎、板張りのプラットホーム、ディーゼルカー2両が当時のまま展示されている幸福駅は、鉄道公園として親しまれている。幸福駅のプレートの前で駅員さんの帽子をかぶって記念撮影もよし、「幸福駅ハッピーセレモニー」でウェディング気分もよし。「しあわせ」に浸ろう。夜間ライトアップされた駅舎もロマンティック。

PickUp インフォメーション

幸福駅ハッピーセレモニー

ウエディングドレス、タキシード姿で幸せな思い出を残したいカップルに人気なのが、幸福駅で立会人のもとお互いにメッセージを綴る「幸福駅ハッピーセレモニー」。幸福のベルを鳴らして記念撮影を。今年は4月26日(日)〜9月30日(水)まで。2人1組で3,000円(衣裳・写真・記念証代・幸福行きの切符を含む)。

白樺並木

幸福駅の周辺で見られる白樺並木。北海道らしいどこまでも続く緑の地平線と青空のはざま、空に向かってのびる白樺の幹が美しいコントラストを描き感動的な風景。車で走り抜けるものいいけど、ゆっくりと歩いてみるのもいい。

スイーツ

北海道の中でも特にお菓子がおいしいといわれる帯広。しかもリーズナブルというから気になる!特に六花亭は全国的にも有名。本店2階の喫茶室には、季節限定メニューもあり。定番のお土産も買っていこう。

北の屋台

夕食は何を食べようかな・・・と迷ったら、北の屋台へ行ってみよう!焼き鳥、そば、イタリアン、多国籍料理などの個性豊かな19軒の屋台が軒を連ねている。冬の寒さ対策も万全の通年営業。地元の新鮮な旬の食材も味わえる。

ばんえい十勝

サラブレットの約2倍もある巨大なばん馬が、重さ最大1トンのソリを曳き、2つの障害を超えるばんえい競馬。声援を送りながら、一緒に進みながら応援できるレースは魅力たっぷり。